~墨と書と亡き父と~

書道を始めたのは、とある田舎町の一軒家の先生のお宅にて。

友人と気楽な気持ちで通っていました。

8歳の頃でしょうか。

よく、墨汁を洋服につけて帰ると母に𠮟られていました。

12月には、先生主催で、クリスマス会があり、楽しい思い出もあります。

一番、おいしかったのは、「焼き芋」でした。

 

高校に入り、書道コンクールで、何度か賞をとったような気がします。

 

昨年、他界しました父は、高校の時に日展の先生に習ったようです。

亡き父のお気に入りの墨は、奈良県の古梅園。

奈良に旅行に行った折には、この古梅園のかな用の墨をお土産に買ってきてくれました。

(古梅園:創業1577年)

f:id:saidonoume:20220215152458j:plain

古梅園の墨は、現在に至るまで

私の最も愛用している墨です。