私は奈良の柿の葉寿司が大好きです。
下の柿の葉寿司の写真は㈱中谷本舗 「ゐざさ」のもの。
柿の葉寿司とは、柿の葉の中に、鯖や鮭や鯵や鯛や海老の押し寿司をくるんだもの。
柿の葉のかおりがほんのりとして、中には押し寿司。
ところで、高校の頃、日本史の先生が、よく奈良の吉野の桜を愛でに行く話をしてくださいました。吉野、といえば、源義経とその妻、静御前ゆかりの地。
★しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな
(しづのおだまきをいくらくるくる巻いても、昔は戻ってはこない。どこかへいってしまった義経様が恋しい)
★吉野山 峰の白雪踏み分けて入りにし人の跡ぞ恋しき
(吉野山の峰の白雪を踏み分けて姿を隠していったあの人【義経】のあとが恋しい)
上の二首は、鎌倉の鶴岡八幡宮にて、義経の妻の静御前が、源頼朝・北条政子夫妻の前で舞を舞いながら義経のことを恋い慕って詠った歌です。
ちなみに、「静の舞」は鎌倉観光協会主催で例年、4月第2日曜日に
鶴岡八幡宮の舞殿にて見ることができます。
今年は、4月12日(日)午後3時から、約30分の予定で行なわれる予定。
上の写真:柿の葉寿司(鯖)